SEO対策はもう古い!? 効果無い!?~不要論を完全否定する!~
『GoogleがSEOを重視無くなった』のウソ
「SEO? ああ、あれね。」「SEOとかもう古いのでは?」
勤めていた企業で上司に提案したとき、営業先で相手企業の担当者に話したとき、何度となくこのような言葉を返されました。
「分析なんかしても、商品が売れるようになるわけではないでしょ?」
「SEO対策ってもう効果が無いって聞いたよ」
と言われたこともあります。
お気持ちはよくわかります。
SEO対策という言葉は使い古されていて印象もよくありません。
しかしそれはあくまで、小手先だけの技術的なSEOの話。
「キーワードはいくつが最適?」「内部リンクは多い方がいいの?」「外部リンクは?」
・・・
確かに、このような議論は無意味です。
なぜなら。
1.Googleのアルゴリズムは常に流動的であるから
2.今も昔も検索上位に上がるために必要なのは『内容次第』
だからです。
にもかかわらず、小耳に挟んだ噂でSEOを評価するため
『GoogleがSEOを重視しなくなった(もうSEOは効果が無い)』
などというデマ(?)が流れるのです。
正確に言うと「SEOはもう古い」と語っている人の
『情報が古くなった』
だけなのです。
検索順位を上げるため。甘い考えは捨てよう!
そもそも
SEO知識だけで何とかしよう
というのが甘すぎるのです。
神様(google神)は、今も昔もブレません。
ユーザー(検索者)が求めているものは何か、それに対し、有用な情報を含んでいるページはどれか。
AIクローラーが、タイトル、中身、アクセス数からコード、と細部に至るまで見ているのです。
そして、
『ユーザーにとって有用な、中身の濃いコンテンツ』
を、検索結果の上位に上げるのです。
至って公平なのです。
「結局、広告費を払った企業のページが上位にされるんだよね?」
とおっしゃるかもしれません。
もちろんそうです。
ですが、そこにはハッキリと『広告』という文字が表示されます。
『お金を払って上位に表示されている”広告”だ』という事が一目瞭然。
あくまでフェアなのです。
発信する我々がすべきこと
ここまでのお話通り、
どんなにGoogleが推奨する通りにページを作っても、
どんなに技術的に優れたコードを書いても、
ユーザーが求める
・タイトル
・ディスクリプション(説明文)
・コンテンツ(内容)
が提供できていなければ、
ページを開いてもらえない、
開いてもらえたとしても、ろくに読まれもせず離脱
されてしまいます。
闇雲に情報や広告を発信しても、求める対象者には刺さらないのです。
ページ作成段階の最低限必要なもの
発信する我々は、コンテンツ作成の段階で
- ユーザーに最も見てもらいたい内容(コンテンツ)は何か
- ユーザーに分かりやすいタイトル、デイスクリプションになっているか
- コンテンツにはユーザーが知りたい情報が充分に含まれているか
を熟考しなくてはなりません。
公開後も同様。
「投稿して終わり」ではなく、何度も見直し、必要に応じ修正を繰り返します。
Search Console、Analytics、ヒートマップ、キーワードプランナー。
あらゆるツールを使い調査、検証、評価を行い、修正、差し替え、追記、削除。
考え得ることは全て行い、記事に魂を注ぎ込むのです。
これこそが真のSEOといえるのではないでしょうか。
新SEO(ISEO)とは?
ちなみに、私の職場では、必ず2つのモニターが設置されており、その1台は常にGoogleアナリティクスのリアルタイム表示が映し出されています。
リアルタイムでユーザーの動きを見ることが、最もユーザーの心理をつかむことができると考えるからです。
そのようにしてユーザーの心を知ることを、私は
新SEO(ISEO)と私は呼んでいます。
ISEOとは
I(Insite/こころを知る)S(Search)E(Engine)O(Optimization)
こころを知るSEO
という、私が考え出した造語です。
技術的SEOは、あくまで目的達成のための1つの側面にすぎません。
しかし、本当の意味での分析・解析を行えば、同じ商品、情報、広告であっても、拡散度、認知度、影響力、販売力は全く違ったものとなります。
AIのこころを読み、ユーザーの心を知る。
- ユーザー(ページ訪問者)が求めているものは何か
- ユーザーにとって使いやすいサイトか
- 自社が売りたいもの、こだわったことへの押しつけになっていないか
- タイトルやコンテンツにユーザーの興味を惹く文言が挿入されているか
そして何より
『ユーザーにとって価値のあるページ作りが出来ているか?』
ということを徹底的に解析することを言います。
これからのSEO対策は?
2021年夏(6月~8月頃)に行われたGoogleのコアアップデート。
これにより、またずいぶん検索結果表示に変動がありました。
詳細については別記事でお話ししますが、今回感じたことは
- head内に記載されたタイトルやディスクリプションが、そのまま反映されるわけでは無くなった(ワードプレスのSEOプラグインを使っても同様)。
- 動画(および動画を含む記事)が上位に上がりやすくなった。
という点でしょうか。
以前から注目され始めていた
構造化データ
の重要性が一層増すことになるのかもしれません。
こちらについては、また別記事でお話いたします。